“ペットの老後は“今”から準備する時代へ”厚木ひまわり動物病院が考えるシニア期を幸せに迎えるための3つの習慣づくり
こんにちは。厚木ひまわり動物病院です。
飼い主様からよくいただくご相談のひとつに、
「院長、ペットの老後の準備はいつ頃からするべきでしょうか?」
というものがあります。
人では“老後の不安”という言葉をよく耳にしますが、
動物自身は未来を予測して備えることができません。
だからこそ、飼い主である私たちが “早いうちから” 準備してあげることがとても大切です。
院長の答えはいつもシンプルです。
「老後の準備は、できるだけ若いうちから。」
「老齢期の準備はお早めに!」
今回はその理由と、
今日からできる老後対策をわかりやすくご紹介します。
1.老後の準備は“若いうちから”が最も効果的
加齢とともに、
どんな動物も以下のようなリスクが高まります。
- 歯周病
- 白内障や視力低下
- 耳のトラブル
- 腎臓・肝臓病
- 心臓病
- 行動変化(認知症など)
- 免疫力の低下
- 介護が必要な状態
これらは突然起こるのではなく、
“若い頃からの習慣の積み重ね”で予防できるものも多いのです。
そのため院長は
「早いうちから“触られること”に慣れさせておく」
ことを強くすすめています。
2.【最重要】全身を触らせる練習が、老後の安心につながる
「口、目、耳、肛門などあらゆるところをさわっても嫌がらないように慣れさせておく事が重要です。」
老齢期になると、体の至るところで症状が出ます。
- 口:歯石・歯周病
- 目:白内障・涙の異常
- 耳:外耳炎・難聴
- 肛門:腫瘍・便トラブル
これらを早期発見するには、
日頃から触らせてくれる“習慣づくり”が不可欠です。
◆ 触る練習の一例
- 口の周りを gently 触る
- 歯を見るマネをする
- 耳を軽くめくる
- 目の周りに触れる
- 肛門付近を確認する
- 足先、爪、肉球を触る
- お腹をなで、しこりの有無をチェック
“確認する”ことが目的ではなく、
触られることに拒否感を持たないようにすること が目的です。
これができるだけで、老後の医療の質が大きく変わります。
3.病院に慣れることは老後の“命綱”になる
「うちの子は病院が大嫌いなんですよね…」
そうおっしゃる飼い主様はとても多いです。
しかしシニア期こそ、頻繁な通院が必要になります。
もし病院が苦手なままだと…
- 診察ができない
- ストレスで症状が悪化
- 入院に耐えられない
- 必要な検査ができない
- 保定できず治療不能
という状況が起こり得ます。
◆ 今のうちから慣れさせたいこと
「病院の雰囲気やケージ待機に慣れておく、診察台に乗りスタッフの保定を経験させておくことも必要ですね。」
- 病院へ短時間だけ訪れる(診察なしの“顔出し散歩”)
- ケージに入る練習
- 診察台に乗る練習
- スタッフに軽く触ってもらう経験
- 他の動物の声や匂いに慣らす
これらはすべて、
シニア期に“スムーズに診察を受けるための準備”となります。
4.薬を飲む練習も若いうちから!
「薬を飲む練習として、定期的に飲む予防薬は錠剤のものにするのもお勧めです。」
シニア期には、
ほぼ確実に“毎日薬を飲む生活”が始まります。
薬が飲めないと……
- 必要な治療ができない
- 病気が進行する
- 通院の負担が増える
- 介護が難しくなる
若いうちから“薬を上手に飲む習慣”をつけておくことが、
未来の自分を助けることになります。
5.小鳥の老後準備は特に重要!
小鳥は病気が分かりづらく、
体調の変化に気づくのが遅れがちな動物です。
だからこそ、
院長は「小鳥ほど早めの準備が必要」と強調します。
◆ 小鳥のための老後対策
「飲み水にビタミン剤を入れて薬の入った水に慣れさせる」
「シードではなくペレットも食べられるようにする」
これらはとても重要です。
● 病気の治療は飲み水に薬を溶かすことが多い
→ 投薬ストレスが激減します。
● 老鳥は食欲が落ちやすい
→ ペレット食に慣れていると、栄養管理がしやすい。
● 薬を嫌がると治療が進まない
→ 若い頃からの“訓練”が老後の生命線に。
6.まとめ:老後の準備は「明日」ではなく「今日」から始めるもの
- ペットは自分で老後の準備ができない
- 若いうちから触られる練習をしておく
- 病院やケージに慣らしておく
- 薬を飲む習慣をつける
- 小鳥は特に早期準備が重要
- 老後の医療の質は“若い頃の習慣”で決まる
最後に:
あなたのペットの老後を幸せにするのは“今のあなたの行動”です**
シニア期のケアは突然やってきます。
そのとき後悔しないためにも、
どうか今日から少しずつ準備を始めてあげてください。
厚木ひまわり動物病院は、
ペットと飼い主様が安心して老後を迎えられるよう、
生涯にわたってサポートいたします。
いつでもお気軽にご相談ください。





















