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厚木ひまわり動物病院ブログ

弱ったペットに生薬が効く!

→院長、院長はなぜ漢方薬を勧めるのですか?

はい、中国伝統医学である中医学では、臓器、組織、細胞、遺伝子などから体を考える西洋医学とは全く視点が違い、動物の身体を構成する基本的な要素は気、血、津液であると考えますので、漢方薬を用いることにより治療の選択肢が圧倒的に拡がるからです。

津液

→気とか、なんだか怪しくないですか?

そうですね、気は目に見えませんが、中医学では生命を維持するためのエネルギーとされています。

元気がない、気持ちが悪い、気を失うなど、私たちは日常的に気を意識して体調を表現しますよね。また電波も目には見えませんが、社会には無くてはならないモノで、それと同じです。

→血は血液のことですか?

はい、中医学ではいわゆる血液のことを血と呼び、流れが悪くなったり不足したりすると体調が悪くなると考えます。

津液は血液以外の汗、唾液、リンパ液などをさします。

生薬は自然の恵み!

植物

動物

鉱物

→漢方薬とどのように関係しているのでしょうか?

生薬の原材料は自然界に存在する植物、動物、鉱物などです。気、血、津液のバランスが崩れると病気になりますので、そのバランスを整えるために生薬を使うのです。人工的に化学合成された医薬品には出来ない、まさに自然の恵みです。

未病、治療、養生!

→病気になる前から飲みたいですね!

はい、病気からの回復のみならず、病気にならないような体や体質を作るためにも、漢方薬と上手く付き合って養生していきましょう。