小鳥の羽毛について
→院長、小鳥の羽毛についていくつか教えて下さい。
はい、どうぞ!
小鳥の羽毛について
●色の変化
→肝臓疾患を疑う
→羽の色が変わって来た場合は異常ですか?
はい、羽毛はケラチンと言うタンパク質で出来ていますから、色が変わって来たら先ずは肝臓疾患を疑います。血液検査が必要です。
小鳥の羽毛について
●色の変化
→肝臓疾患を疑う
●羽毛の分布は
→脇の下周囲は無羽域
→羽毛は全身に生えているのですか?
脇の下あたりは無羽域と言ってほとんど生えていません。小鳥は汗をかけないため、暑い時は脇の下を外気に曝して放熱します。
小鳥の羽毛について
●色の変化
→肝臓疾患を疑う
●羽毛の分布は
→脇の下周囲は無羽域
●風切羽の役割
→初列風切羽で前進
→次列風切羽で上昇
→羽根を切る場合の注意点を教えて下さい。
翼の一番外側の長い辺りを初列風切羽と言って、この部分の羽根は前に飛ぶ力を発生させます。
その下の脇の下辺りを次列風切羽と言って、この部分の羽根は上に上昇する力を発生させます。羽根を切る場所によって、どの様に飛べなくなるのかをイメージしてください。
小鳥の羽毛について
●色の変化
→肝臓疾患を疑う
●羽毛の分布は
→脇の下周囲は無羽域
●風切羽の役割
→次列風切羽で上昇
→初列風切羽で前進
●毛繕い、身震いは
→身を守るためのメンテナンス
→毛繕いや身震いは何のためにしているのですか?
雨風、強い日差し、ホコリ、外傷などから体を守るためのジャケットのメンテナンスだと思って下さい。
小鳥の羽毛について
●色の変化
→肝臓疾患を疑う
●羽毛の分布は
→脇の下周囲は無羽域
●風切羽の役割
→次列風切羽で上昇
→初列風切羽で前進
●毛繕い、身震いは
→身を守るためのメンテナンス
●膨らんでいる時は
→空気の層を作り断熱している
→膨らんでいる時はどう言う状況ですか?
寒い時には羽毛に空気の層を作り、体が冷えない様にします。ダウンジャケットを着る様なイメージです。
小鳥の羽毛について
●色の変化
→肝臓疾患を疑う
●羽毛の分布は
→脇の下周囲は無羽域
●風切羽の役割
→次列風切羽で上昇
→初列風切羽で前進
●毛繕い、身震いは
→身を守るためのメンテナンス
●膨らんでいる時は
→空気の層を作り断熱している
●換羽時の注意点
→栄養不足、高ストレス、体調不良
→最後に、換羽について教えて下さい。
発情期が終わると、甲状腺ホルモンの働きで換羽が起こるのですが、タンパク質の必要量が増え、大きなストレスとなり、体調を崩す小鳥は多いです。不必要な換羽をさせないためには、適切な栄養管理と発情のコントロールが重要です。
→ありがとうございました!





















