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厚木ひまわり動物病院ブログ

薬の長期投与の件!

→院長、体の小さな動物に長期的にお薬を与えるのが不安なのですが、お薬ってやっぱり体には毒なんですよね?

はい、医薬品は基本的に不快な症状の軽減や、細胞機能を補助する目的で化学合成されたものです。

体に良くないのは間違いありませんが、上手く使うことにより動物と飼い主様双方のQOLを高められます。

薬は毒か!?

→うちの犬は皮膚が悪く、抗生物質とステロイドが手放せません…

抗生物質、ステロイド、免疫抑制剤、抗がん剤などは出来るだけ使わないほうが良い薬の代表格です。

また痛み止め、痒み止めなどは一時的な使用なら有益だと思います。

良い薬もあります!

→もう1匹は心臓が悪く、もう何年もお薬を続けています。

心臓、腎臓、肝臓、膵臓などの治療には、臓器の機能を助けてくれるお薬が多いので、長期的な服用をお勧め出来ます。

漢方薬は自然の恵み!

→漢方薬はどうですか?

漢方薬は自然の生薬から作られていますので、長期的に服用することで、様々な不快な症状を伴う体質をゆっくり改善し、抗生物質やステロイドの使用量を減らす事が期待できます。

→薬によっても違うのですね!

自己判断は危険!

はい、体質によっては薬が合わないこともありますし、薬をやめる事で急に悪化する事もあります。自己判断せずに指示された用法用量をしっかり守り、不安な点があれば主治医とよく相談をしてください。