院長に聞いてみた!ノミ・マダニ対策はなぜ必要?どの薬が良い?ベストな予防法を徹底解説
こんにちは。当院のブログをご覧いただきありがとうございます。
春から秋にかけて増えてくる「ノミ」と「マダニ」。
皆さんの大切なわんちゃん・ねこちゃんを守るために、とても重要なテーマです。
今回は、飼い主さんからよくいただく質問をまとめながら、院長が分かりやすく解説します。
1. 「院長、ノミとマダニの対策って必要ですか?」
結論から言うと——必要です。とても重要です。
特にマダニは、動物だけでなく人にも感染する怖い病気を媒介します。
近年ニュースで取り上げられることも多い「SFTS(重症熱性血小板減少症候群)」は、マダニが運ぶウイルスが原因で、人が感染して死亡例も報告されている恐ろしい疾患です。
散歩する犬・屋外に出る猫は特に危険
- 公園、草むら、河川敷にはマダニが潜んでいる
- 猫は外に出るとマダニがつきやすい
- 家に持ち込むと、人にも被害が及ぶ
大切な家族を守るためにも、予防は必須なのです。
2. 「皮膚につけるタイプと、飲むタイプ、どちらが良いんですか?」
予防薬には大きく分けて2つのタイプがあります。
それぞれの特徴を院長が解説します。
A:皮膚につけるタイプ(スポットタイプ)
院長の回答:
「付けるタイプは“刺されにくい”ことが最大のメリットです。」
皮膚に滴下すると薬剤が皮脂に広がり、マダニが皮膚に接触した瞬間にダメージを与えます。
長所
- マダニが吸血する前に弱らせる
- 感染症リスクを低減できる
短所
- 薬剤が体のすみずみまで均一に行かないことがある
- シャンプーのタイミングによって効果が弱まることも
B:飲むタイプ(チュアブルタイプ)
院長の回答:
「飲むタイプは“刺されれば確実に効く”のが強みです。」
吸血したマダニは短時間で死滅するため、家の中へ持ち込まれたとしても繁殖を防げます。
長所
- 刺したマダニはほぼ確実に死ぬ
- 家庭内でマダニが増えることを防げる
短所
- 一度吸血されないと効果が出ない
- 感染症リスクを完全には防げない可能性がある
3. 「どっちの方が良いのか悩みます…」
院長の答えは明確です。
どちらも併用するのが最も効果的
なぜ併用がよいのか?
皮膚につけるタイプ
→ そもそも刺される確率を下げる。
感染症予防の観点で非常に有利。
飲むタイプ
→ 刺された後に確実に駆除し、家庭内の繁殖を防ぐ。
家族の健康を守るうえで重要。
両方のメリットを組み合わせることで、
外での感染リスク+家庭内への持ち込みリスク
この2つを同時にカバーできるのです。
4. 院長が考えるおすすめの予防プラン
■ 毎日お散歩するわんちゃん
→ 併用が理想的
草むらに入る習慣がある場合は特に効果的。
■ 外に出る猫
→ 併用で確実な予防を
猫は狭い場所に入り込むため、マダニに遭遇しやすい。
■ 完全室内の猫・小型犬
→ 飲むタイプだけでも一定の効果はある
ただしベランダや洗濯物経由でつくこともあるため、油断は禁物。
5. ノミ・マダニがもたらすリスクは動物だけではない
人への健康被害
- SFTS
- ライム病
- 日本紅斑熱
- アナプラズマ症 など
特に高齢者や子どもは重症化しやすく、
ペットの予防はそのまま家族全員の健康を守ることにつながります。
6. 最後に:予防は早めに始めることが重要
ノミやマダニは「ついてから駆除」では遅いことがあります。
とくにマダニはほぼ一年中活動している地域もあります。
当院では、
- 体質
- 生活スタイル
- 家族構成
などを踏まえて、最適な予防方法をご提案しています。
「うちの子にはどの組み合わせが良い?」
「併用する時の注意点は?」
「シャンプーとの関係は?」
など、どうぞお気軽にご相談ください。





















